ANAホールディングスは1月27日、2017年3月期 第3四半期(2016年4月1日〜12月31日)決算を発表した。売上高が前年同期比2.7%減の1兆3317億円、営業利益が11.5%増の1302億円、経常利益が10.7%増の1242億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が18.0%増の865億円となった。
国際線貨物の貨物収入は前年同期比23.6%減の675億円で、貨物輸送重量は17.1%増の71万5757トン、貨物トンキロは17.4%増の31億121万2000トンキロとなった。
貨物専用機の路線ネットワーク見直しによる需給適合を図りながら、堅調な三国間流動の取り込みや、回復傾向にある日本発の貨物需要の取り込みを強化した結果、輸送重量は前年同期を上回るとともに、9月以降は毎月過去最高を更新した。一方で、円高に伴う海外発貨物収入の減少や、代理店向けの国際貨物販売手数料を廃止して収入と費用を相殺したことなどの影響により、収入は前年同期を下回ったとしている。