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JAFA:恒例の新年メディア懇親会を開催
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JAFA:恒例の新年メディア懇親会を開催

 一般社団法人航空貨物運送協会(JAFA)は1月27日、東京証券会館でメディア懇談会を開催した。会見では、伊藤豊・会長(=写真)をはじめ各部会長と各委員会の委員長や副委員長らが出席し、2016年度の活動と2017年度の協会の活動方針を発表した。

 伊藤会長は2016年の航空貨物実績について、「通年では件数・重量ともに輸出が横ばい、輸入が微減となったものの、年後半の8月〜12月には5ヵ月連続での輸出増加(対前年同月比)がみられた」と発表した。

 2017年については「直近では中国の春節期間前の駆け込み需要が旺盛で、昨16年末からの堅調を維持している」とする一方、「春節以降の見通しは不明瞭。国際情勢の不安定さや、アメリカのTPP離脱・保護主義によるマイナス影響が懸念される」と予測。「日本が自らリーダーシップをとる貿易が今後さらに必要となるだろう」と展望した。

 2017年のJAFAの活動方針には、「引き続き“安全”、“教育訓練”、“物流の効率化”を3本柱として活動する」ことを挙げ、教育訓練については「ディプロマ講習をはじめとして教材に動画を利用するなどの工夫をはかるほか、自習用教材の作成・充実を図る。また若年労働力の確保についても、業界関連の専門学校への講師派遣や、ホームページの強化などによるPRの徹底によって、積極的に取り組んでいく」とした。

 なお、「会員企業に対する有益な実務情報の発信、意見・要望の的確な聞き取りを実施し、会員企業の意見をもとに国や国際機関へ積極的な提言を行っていく」方針も発表した。

 会見ではこのほか、総合部会/国際部会/国内部会/国際宅配便部会/通関部会の各部会長が、それぞれの2016年度の活動概況と2017年度の課題を発表した。

Last Update : 2017/02/01