日本航空(JAL)の貨物部門JAL Cargoは2月1日から、新型トレーラ「+8」の導入を開始した。
同車両はJAL Cargo専用車として平野ロジスティクスが運行し、成田〜羽田を中心に国内空港間の保税輸送に使用される。荷台には「JAL Cargo」のロゴがデザインされている。
運行開始初日となった2月1日は、羽田の東京国際エアカーゴターミナル(TIACT)で、BangkokやSingaporeから到着した貨物の積み込み作業を行った後、トラックの助手席に、山村毅 JAL執行役員・貨物郵便本部長が乗り、成田空港第5貨物ビルまで走行した。
成田で到着を待ち受けていたJALカーゴサービスのスタッフは荷降ろし作業を行い、トラックの前で山村本部長と平野ロジスティクスの益子研一・営業部長を囲み記念撮影を行った(=写真)。
「+8」は平野ロジスティクスが昨年4月に運行を開始した荷台部分を2層構造にした超低床タイプのトレーラ車「+7」(プラスセブン)よりも、さらに1基多い14基のLD3コンテナを搭載できる。通常のトレーラよりも同コンテナを8基多く積めることから「+8」と呼ばれる。
通常のトレーラでの輸送よりも60%搭載キャパが広がり、CO2排出を60%削減できるとしており、効率性、環境負荷低減を重視した工夫がなされている。
