American Airlines貨物部(AAL Cargo)は、昨16年6月に開設したLos Angeles〜Auckland(ニュージーランド)間の旅客便(B787)ベリーを利用した貨物の需要が、この6ヵ月間で急速に伸びていると、2月3日発表した。AAL Cargoでは貨物増に貢献している品目としてマヌカハニーを挙げた。
マヌカハニーは、ニュージーランドに自生しているマヌカの花から採れるハチミツで殺菌・抗菌作用が高い成分を含むことから、のどや消化器系の病気の治癒に効果が高いとされ注目を集めている。
通常マヌカハニーは海上輸送されるが、英国から納期の迫った注文があり、AALでは8.6トンのマヌカハニーを、AucklandからLos Angelesを経由してLondon(Heathrow)まで輸送したとしている。
また、同路線の開設以来、ラム肉の輸送も予測以上に伸びているとしており、AAL Cargoではイースターに向けて積載重量が大幅に増えると見込んでいる。
Aucklandからの貨物の約50%はLos Angeles以遠の仕向地への貨物で、Los Angelesを経由して中国、日本、London、Sao Pauloなどに輸送されており、輸送品目は医療機器、印刷物などの一般貨物のほか、肉、魚、フルーツなどのペリシャブル貨物が多いとしている。