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バレンタインデー:航空各社、花の空輸活況に
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バレンタインデー:航空各社、花の空輸活況に

 ことしも2月14日のバレンタイン・デーを迎え、欧米ではプレゼントの主役となる「切り花」特に、赤いバラの空輸が活況を呈している。航空各社のバレンタイン・デー用の花の空輸状況は以下のとおり。

■Lufthansa Cargo:Fresh/tdを用いたチャーター機を投入
 Lufthansa Cargo(LCAG)では2月、バレンタインの特別需要に対応し、花や食品など鮮度保持が必要な定温貨物に適したサービスである「Fresh/td」用のコンテナを搭載したフレイター・チャーター機をQuito(エクアドル)とNairobi(ケニア)からFrankfurtへ運航させた。
 LCAGでは茎の長いバラの切り花を年間数千トン輸送するが(花の本数で2000万本、MD-11機で12便分に相当)、バレンタインデー前のこの時期だけで数百万本の赤いバラを空輸したとしている。

■Cargolux:収穫から48時間以内に欧州市場へ輸送
 Cargolux Airlines Int'l(CLX)ではアフリカから欧州市場に切り花を年間2万トン(1便あたり切り花400万本)空輸しているが、バレンタインの時期には特別チャーター便を追加し、生産地での収穫後、48時間以内で欧州市場へのデリバリーを実現している。
 おもな仕向地はオランダだが、米国、オーストラリア、ロシアなどにも空輸されるとしている。輸送の際にはCLXの定温輸送サービス「CV Fresh」が用いられ、花の鮮度保持に大きく貢献している。
 CLXでは花の需要が急増する、3月8日の国際女性デーにも、南アフリカから切り花輸送のための特別チャーター便を運航する予定としている。

■AAL Cargo:2月初は蘭から10〜15トン/便の花を空輸
 American Airlines貨物部(AAL Cargo)ではバレンタイン用の花をオランダから、2月はじめのこの2週間で、1便あたり平均10〜15トン空輸したとしている。昨年のこの時期の花の輸送実績は1900万ポンドだった。AAL Cargoではオランダ、エクアドルやコロンビアから全米各地にチューリップやバラを輸送している。

Last Update : 2017/02/14