日本航空・貨物郵便本部(JAL Cargo)がこのほど、自社開発によるオリジナル定温コンテナ“CC5”(=写真)の運用を開始した。
CC5はコンテナ内壁を断熱材と蓄熱材で二重にガードすることで、外部電源を必要とせずに庫内の温度を一定に保つ仕組み。設定温度は5℃±3℃で、マイナス10℃〜プラス40℃の外気温環境による運用テストで200時間以上の温度保持性能が実証されたという。JAL Cargoの医薬品専用輸送サービス“J Solution Pharma”の輸送器材ラインナップに加わった。
JAL Cargoは昨年、設定温度20℃±5℃の定温コンテナ“CC20”を導入済みで、新たな低温帯対応コンテナの導入により、新たな医薬品輸送需要を開拓する。当面はCC5/CC20をあわせて6台を運用していく。
