UPSは2月21日、米Workhorse Groupと協力して同社が開発・製造した“配送車両の屋根搭載ドローンおよび配送車”(=写真)のパッケージ機材の運用試験が成功したと発表した。
試験はフロリダ州Lithiaで行われた。このドローンは配送車の屋根にドッキングしており、ドローンの下につり下げられたケージはハッチを通ってトラック内に延びている。そのため、ドライバーは車内でケージに荷物を積み込み、タッチスクリーン上のボタンを押せば、あらかじめ設定された自律飛行経路で無人機を配送先に飛ばすことができる。
ドローンはバッテリー駆動式で、車両の屋根にドッキングした状態で再充電される。フル充電で30分飛行可能で、最大10ポンド(約4.5kg)の荷物を運ぶことができる。
UPSではこのシステムでは、ドローンが配送飛行中も、ドライバーは他の配送業務を行うことが可能としている。
