DHLサプライチェーン(DHL SC)は2月21日、精密機器等の輸送用に包装資材 “球状サスペンション機能付き免振コンテナ”(=写真)を開発し、ビアメカニクス社(本社:神奈川県海老名市)の電子部品加工装置における修理サービスパーツ輸送に利用を開始したと発表した。
同免振コンテナは衝撃・振動吸収性に優れながら、減量化/再使用化/リサイクル化を達成しているとされ、従来品と比較して衝撃加速度を最大40%低減することが可能で、繰り返し使用可能な高耐久性および高耐候性(温湿度による変化なし)を有し、製品特性に応じて固有振動数を容易に調整できる。
DHL SCでは同コンテナを繰り返し使用することで、包装資材およびショックウォッチ(衝撃加速度測定用ラベル)購入コストが削減できるほか、CO2排出量を約75%削減できるため、企業の社会的責任(CSR)にもつながるとしている。
主要技術である球状サスペンションは、(株)松田技術研究所(本社:東京都板橋区)が開発・特許取得したもの。
