日本通運はこのほど、鮮度保持輸送の新サービス「空飛ぶ鮮魚便」の販売を3月からスタートした、と発表した。
新サービスは積水化成品工業(株)と共同開発した高性能発泡スチロール容器“Flying Fish Box/飛び箱(特許出願中)”を利用した航空輸送サービス。
同容器は従来の2倍以上となる50mmに厚みを倍増し、さらに蓋と容器の吻合部の気密性を高めることで、従来品と比較して保冷性能が約2.8倍、容器強度が約2.4倍に向上したという。
日通では新保冷容器の利用により、冷蔵食品を常温扱いの一般貨物として輸送することが可能になるため、荷主にとっては輸送コスト低減が図れるとともに、鮮度維持や輸送中の容器破損のリスクも軽減できる、としている。