阪急阪神エクスプレスの“タイ、中国発関西経由SEA&AIRサービス”が、産官学が一体となって国際物流の効率化を通じた関西経済の活性化を図る組織である国際物流戦略チームにより、2016年度の関西総合物流活性化モデルに認定され、3月13日に公表された。
事業認定期間は2017年4月から1年間。阪急阪神としては前年度の“欧州(EU)発 大阪・神戸港向け海上定温混載輸送サービス”に続く2年連続の認定となった。
今回、認定されたサービスは、タイ・中国から欧米向けに航空便で直送される商品を、大阪港/関空を経由地として海上&航空輸送するもの。タイ・中国から海上便で大阪港へ輸送して関空まで保税転送、さらに関西空港から航空便で欧米向けに再輸出する。ただし、在日本企業が日本での輸入者、輸出者となる必要がある。
メリットとしては、(1)航空機の輸送スペースが逼迫する繁忙期に、安定的な輸送を実現することで、納期遅延による販売機会の損失を回避できる。(2)海上輸送利用で総コストを軽減しつつ、航空輸送によりリードタイム圧縮を実現する。