日本通運は2月14日に成田・羽田の両空港において、AS9120認証を取得したと、3月21日発表した。
AS9100シリーズは、品質の国際規格となるISO9001に欧米の航空宇宙産業各社が設立した国際航空宇宙品質グループ(IAQG)独自の要求事項を補完した規格として米国で制定されているもの。
日通が成田・羽田両空港で取得したAS9120は部品の保管、配送を行う組織に適用され、物流事業者のほか、卸売業者や商社などを対象としている。
日通は2011年9月に原木インターナショナル・ロジスティクスタウンで同認証を取得して以降、日本の航空宇宙産業の開発・生産の拠点である中部地区やアメリカ、フランスで認証拠点の拡大を図ってきた。
今回の認証取得により日通は、首都圏の基幹空港である成田・羽田で、航空宇宙産業の顧客向けに自社ネットワークによるサービスを展開していく。