国土交通省は1月23日、国際標準化機構(ISO)において、日本からの提案による小口保冷輸送に関する国際規格を開発する新たなプロジェクト委員会の設立が承認されたと発表した。今後は日本が主導して小口保冷輸送の国際規格発行を目指す。
昨今のEC市場の拡大に伴い、生鮮食品等の一般家庭への小口保冷輸送の需要が世界各国で高まってきており、日本の物流事業者もアジア諸国などの主要都市を中心に進出し始めている。その一方で、一部の国の事業者の中には不十分な温度管理による粗悪なサービスを提供しているものも散見され、消費者からの信頼性欠如がサービスの市場拡大を阻害することが懸念されている。
こうした状況も踏まえ国交省は、サービスの質を適切に評価し、消費者の信頼性確保と日本の物流事業者の国際競争力を強化するため、アジア諸国と連携しながらコールドチェーン物流のガイドライン化や小口保冷輸送の国際標準化に取り組んできた。こうした取り組みの結果、ISOにおいて日本提案による「小口保冷輸送に係るプロジェクト委員会」の設立が承認されたもの。
今後は本年6月頃にプロジェクト委員会の第1回国際会議を日本で開催して、ISOでの国際規格開発を本格的に開始していく方針だ。