日本通運は3月6日、欧州日本通運を通じてアパレル関連のロジスティクスサービスを展開するTraconf S.r.l.(本社:イタリアVerona市)の全ての出資持分を取得することで同社の出資者らと合意し、持分譲渡契約を締結した。
Traconfは高級ファッションブランドを主要顧客とし、ファッション/ライフスタイル関連の倉庫保管・配送サービスを中心とする事業を、イタリアをはじめ欧州、米国、中国で展開している。
2017年の売上高は1億3020万ユーロ(約171億円)で、日通は1億4450万ユーロ(約190億円)で出資持分を100%取得する。取得日は3月末日の予定。
日通は2013年、イタリアFirenzeを本拠に高級ファッションブランドを主体にフォワーディング事業を展開するFranco Vago S.p.Aを買収している。今回、同様な事業形態のTraconfを傘下に収めたことにより、顧客数の拡大のほか、国際輸送から製品保管、市場への配送までのワンストップ・ロジスティクスの提供が見込める。