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Delta Cargo:Bluetoothによる貨物追跡システムを導入
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Delta Cargo:Bluetoothによる貨物追跡システムを導入

 Delta Air Lines(DAL)の貨物部門Delta Cargoは3月7日、Bluetoothを使用した新たな貨物トラッキングシステムを導入し、航空機搭載パレット(ULD)のリアルタイム追跡サービスを開始すると発表した。同サービスの提供は、米国の旅客便航空会社としてDALが初となる。

 同社の米ジョージア州Atlantaの貨物管理センター(Cargo Control Center)では、リアルタイムでのULD追跡により、正確な貨物の位置情報を把握することができ、悪天候などによる遅延や欠航が発生した場合に輸送ルートを変更するなどの迅速な対応が可能になる。

 DALでは16年に大手航空会社として初めてBluetooth追跡テクノロジーをテスト導入し、その後読み取り機(リーダー)を23ヵ所に設置している。ことし末までには6大陸200を超える空港に1400以上の読み取り機を配備し、Delta Cargoが取り扱うすべてのULDで、追跡システムが利用できるようになる。

 新システム導入後は、ULDの引渡しの際に必要な、国際航空運送協会(IATA)により義務付けられている電子管理レシート(electronic unit control receipts)を発行できるようになる。

 なおDALでは、最近発表した緊急性の高い貨物向けの輸送サービス“Equation Critical”(2月16日既報)を含め、現行のGPSを使った貨物追跡サービスは、米国内線および国際線で運航しているナローボディ機およびワイドボディ機において引き続き利用可能としている。

Last Update : 2018/03/09