郵船ロジスティクス(YLK)は3月29日、ベトナム法人のYusen Logistics (Vietnam)Co., Ltd.が、既存のHaiphong倉庫の隣接地に2期棟(写真)を新設し、1月から営業を開始したと発表した。
ベトナム北部では、部材を免税で輸入し加工・生産した製品を輸出する“輸出加工企業”に対する優遇税制を背景に、電子・電気機器や自動車関連の日系企業が多く集積し、生産量を増やしている。
郵船ロジでは現地ディンブー工業団地内に2期棟(延床面積6000m2)を新設し、輸入部材および輸出製品の保管需要に対応している。
既存の1期棟は延床面積1万2000m2で、一般倉庫/保税倉庫/CFS倉庫の機能を備えており、多数の自社車両でHaiphong港発着のコンテナ輸送をはじめ、各種輸配送サービスを安定的に提供している。
また、敷地内の空コンテナデポ(蔵置能力3000TEU)には、クリーニング・修理の設備を完備し、提供するコンテナの品質確保に努めている。
今回の2期棟の稼働で、1期棟と合わせ延床面積は1万8000m2に達し、同地の物流施設としては最大規模となった。
■Yusen Logistics(Vietnam)Co., Ltd. Hai Phong Logistics Center
住所:Lot CN3.3C, Dinh Vu Industrial Zone, Dong Hai 2 Ward, Hai An District,
Hai Phong City, Vietnam
2期棟概要:延床面積6000m2/トラックバース 17
1期棟概要:延床面積1万2000m2/トラックヤード100台分/トラックバース 42
