Cargolux Airlines Int'l S.A.(CLX)は3月28日、同社としては初の成田乗り入れ路線となる“成田〜Luxembourg”線の第1便が就航した。当日、ほぼ定刻通りに成田に到着した同社のB747-8Fが歓迎放水を受けた後、成田空港内でCLX就航記念式典が盛大に催された。
これに続いて翌3月29日、CLXは東京千代田区四番町のルクセンブルク大使館において、ルクセンブルク大公国のHer Exellency Ms. Beatrice Kirsh特命全権大使の主催による同社の「成田空港就航記念レセプション」を開催した。
冒頭に神谷靖日本地区総支配人が、「CLXは1985年10月に福岡空港乗り入れによって日本路線に就航、その後94年から小松空港となり、現在、小松空港から毎週Chicago便を2本、Luxembourg(LUX)便を1本、運航しておりますが、今回、“LUX〜成田〜仁川〜Novosibirsk〜LUX”という新しい路線を開設できました。これはひとえに、ルクセンブルク航空局や日本の関係者、共同運航のNCA(日本貨物航空)さんなど、多くの関係者のご協力のおかげと感謝したい」とあいさつした。
同レセプションを主催したKirsh大使は、「CLXが長年待ち望んでいた成田へ就航できたことは画期的なことであり、この機会に立ち会えたことを嬉しく思う。日本とルクセンブルクの交流が新たなステップに進んだことの表れでしょう」と祝辞を述べた。
また、CLXのPaul Helminger会長は、「なかなか実現できなかった首都圏空港・成田への乗り入れがかなって、とても喜ばしい。成田空港はことし40周年を迎えるが、LUX空港はそれより少し古く45周年になります。LUXは貨物空港として欧州で6番目に大きな空港で、そこを拠点とするCLXは世界で5位の貨物輸送量を誇っています。今回の成田就航を機に、日本のビジネス・パートナーとの良好な関係をさらに深めるサービスを提供していきたい」と、喜びを語った。
CLXのRichard Forson社長も、「日本の航空貨物の大半が取り扱われる成田へ就航できたことは、当社としても画期的なことです。日本はCLXのグローバル・ネットワークの中で重要な位置を占めており、小松の週3便、大阪の(グループ会社による)3便に加えて、この成田就航でさらに幅広いサービスを日本の顧客に提供できると信じている」と、招待客にあいさつした。
写真は(向かって左から)Kirsh大使/神谷日本地区総支配人/CLXのPaul Helminger会長/Richard Forson社長/Maxim Straus上級副社長兼CFOの各氏。
