郵船ロジスティクスは4月5日、メキシコ法人Yusen Logistics (Mexico), S.A. de C.V.がグアナフアト州Celaya市近郊で運営する“バヒオ・ロジスティクスセンター”(写真)が、3月に保税認証を取得したと発表した。
同センターは、自動車産業が集積するメキシコ中央高原バヒオ地区のAmistad Bajio工業団地内に昨2017年2月に開設された。
約5000m2の倉庫スペースのほか、約6000m2の大型トレーラーヤード、海上コンテナ1000TEUを保管可能な内陸コンテナデポを併設し、国内JIT配送/ミルクラン/米墨間クロスボーダー輸送などの自動車物流のニーズに対応している。
今回、保税認証を取得したことにより、顧客の貨物を保税の状態で倉庫に搬入後、最大2年間、輸入関税等の支払いを留保しつつ、保管/検品作業が可能となる。
保管貨物が保税状態から確定申告を経て内貨に変わるまでの間、納税期限を延ばすことができるため、顧客企業のキャッシュ・フローの改善につながる。また、メキシコ国内に会社を持たない顧客が、非居住者名義で商品を所有・保管できるメリットがある。
