Cathay Pacific Airways(CPA)は4月10日、温度管理コンテナ・プロバイダーのSonoco ThermoSafeと、定温管理コンテナ“PharmaPort 360”のリースに関するパートナーシップ契約を締結したと発表した。
これにより、医薬品輸送業者はPharmaPort 360をCathay Pacific Cargoから直接リースすることが可能になる。
PharmaPort 360は、-40℃〜+60℃の環境下においても庫内温度を+5℃に維持することが可能で、ビルトイン・センサーによって輸送中のモニタリングやGPS利用の位置確認もできる。
CPAはPharmaPort 360のリース契約により、同社の輸送商品Pharma LIFTを強化するとともに、顧客に医薬品や医療分野における航空輸送オプションを提供するとしている。
CPAは医薬品輸送の世界基準であるIATAのCEIV Pharmaを、香港の航空会社として初めて獲得。ことし3月には、定温コンテナの独va-Q-tec(バキュテック)とグローバルレンタル契約を締結するなど(3月20日既報)、医薬品輸送分野に力を入れている。
写真は契約を調印して握手を交わすCPAのFrosti Lau・カーゴサービスデリバリー部門ゼネラル・マネージャー(左)とSonoco Protective SolutionsのVishal Khushalani・グローバルマーケティング&ビジネスデベロップメント・ディレクター(右)。
