Malaysia Aviation Group(MAG)の貨物航空会社Malaysia Airlines Berhad(MAB)Kargoは5月22日、IATAの医薬品取り扱いプログラムであるCEIV Pharmaの認証を取得したと発表、同日に認証の対象拠点であるKuala Lumpur空港で調印式を行った。
これによりMAB Kargoは、マレーシアで同認証を取得した初の航空会社および貨物ターミナル・オペレータとなった。
MAB KargoのAhmad Luqman Mohd Azmi・CEOは、「CEIV認証取得は大きな可能性を秘めている。 医薬品輸送には、さまざまな条件とプロセスがある。パートナー企業のEnvirotainerによって補完されている当社コールドチェーン・ハンドリングサービス“MH Centigrade”により、東南アジアにおける主要な医薬品およびバイオテクノロジー貨物の拠点となる」と述べた。
IATAのConrad Clifford・アジア太平洋地域副社長は「医薬品輸送は航空貨物業界で最も急速に成長している。 航空貨物輸送における医薬品の安全性を確保するため、輸送時間と温度基準を定めるとともに、ベストプラクティスを確立する必要がある。CEIV認証取得はMAB Kargoにとって、自社の品質の高いコールドチェーンサービスが維持されるという確証を製薬品企業に与えるための一歩だ」としている。
写真は調印セレモニーの様子で、左からMAB KargoのMohd Zulkefly Ujang・COO、MAGのIzham Ismail・CEO、IATAのConrad Clifford・アジア太平洋地域副社長。
