日本郵便は5月25日、ロシアのSt. Petersburgで開催されている“サンクトペテルブルク国際経済フォーラム2018”で、ロシア郵便公社(以下、ロシアポスト)との間で、郵便事業における協力推進を内容とする覚書を締結したと発表した。
両者は2016年12月に東京で、郵便事業の協力に関する覚書を締結しているが、協力をさらに推進することで合意し、新たに覚書を締結した。
内容は日本発・欧州宛て船便郵便物の一部について、シベリア鉄道(Trans-Siberian Railway=TSR)を活用した輸送を実施するというもの。
対象国はイタリア/オーストリア/スイス/チェコ/デンマーク/ノルウェー/ハンガリー/フィンランド/ベルギー/ポーランド/ラトビア/リトアニア/ルーマニアの13ヵ国。
これら13ヵ国宛ての船便郵便物は現在、差出しから配達まで2〜3ヵ月を要するが、TSRを利用することで、約半分の35日前後に短縮される。
両者は開始の準備が整い次第、業務をスタートすることにしている。