Cathay Pacific Airways(CPA)は6月4日、最新機材A350-1000の導入に伴い、香港へのデリバリー飛行でバイオ燃料を10%混合したジェット燃料を使用すると発表した。初号機は6月19日にAirbus本拠地の仏Toulouseを出発する予定。
CPAは2016年、同社のA350-900初号機受領時にも、バイオ燃料による飛行を実施している。バイオ燃料は、従来のジェット燃料と比較して、温室効果ガス排出を最大80%削減することができるとしている。
バイオ燃料はAirbusと仏石油会社Totalから供給される。AirbusとTotalは、燃料製造から顧客への機体デリバリーまでのサプライチェーンを構築し、Toulouseで新機材を引き渡す際に、バイオ燃料を混合するオプションを2016年から提供している。写真はCPAに導入されるA350-1000初号機。
