国土交通省は、6月18日に東京で行われた日本・ネパール航空当局間協議の結果をこのほど発表した。両国の就航地と便数の拡大で合意したほか、コードシェアの枠組みも新たに設定した。

　乗り入れ空港については、日本からはネパール国内の全地点、ネパールからは羽田を除くすべてへ就航できるようにする。現状、日本側で関西空港のみ、ネパール側はKathmanduのみ就航できる。また、運航便数は、現状の双方週2便から、週14便に拡大する。

　両国間の運航状況については、1994年からNepal Airlines（旧Royal Nepal Airlines）がKathmandu〜上海〜関空線を週2便で運航（機材：B757）していたが、2007年5月14日から運休している。現在は両国間に定期便の運航はない。

　今回の協議には、日本側代表として鍬本浩司・航空局国際航空課長が、ネパール側代表としてクリシュナ・デブコタ文化・観光・民間航空省次官らがそれぞれ出席した。