Thai Airways Int'l(THA)とAirbusは、タイBangkok南東のU-Tapao国際空港に最新鋭の保守・整備・点検(MRO)施設を共同で建設することに合意し、6月22日に仏ToulouseのAirbus本社で、THAのUsanee Sangsingkeo社長とAirbusのEric Schulz・CCOが契約書にサインした。
新設のMROセンターはアジア太平洋地域における最新鋭の施設として、あらゆるワイドボディ機種に整備/修理/分解点検サービスを提供する。また、機体のデータを分析する最新のデジタル技術や、ドローンを活用した高度な検査技術を備える。
そのほか、専門修理部門やタイおよび海外の技術者向けに、技術トレーニングを行う施設も整備する。
両社は今後20年間でアジア太平洋地域のワイドボディ機が、現在の3倍の約4800機に増えると見込んでおり、今回のMROプロジェクトは有望な成長ビジネスであるとしている。