日本と中国の航空管制当局は6月25日、東京で開催された“第2回日中交通管制部長級会合”において、新たな飛行経路の検討および航空路A593(1983年に設定された日本と上海方面を結ぶ航空路)を含む航空交通容量の拡大・航空交通流管理等に関する協力の推進などで合意した。
日本側は国交省の飯嶋康弘・航空局交通管制部長、中国側は車進軍(シェ・ジンジュン)民用航空局・空中交通管理局長が出席した。
合意内容は次のとおり。
1)新たな飛行経路の検討および航空路A593を含む、航空交通容量の拡大ならびに空域の効率的利用に関する協力の推進。
2)国際航空交通流管理(ATFM)の実現を含めた、航空交通流管理に関する協力の推進。
3)東京オリンピック・パラリンピック開催期間の管制運用に関する協力の推進。
4)管制分野における新技術の活用に関する協力の推進。