国土交通省は6月28日、山間部などの過疎地域の物流の課題解決に向け、“無人航空機(ドローン)を活用した荷物配送”を検討することを目的として、全国5ヵ所程度で検証実験をするための実施地域を公募すると発表した。
特に少子高齢化や人口減少に伴って地域内の荷物量が減少し、積載率の低いトラックによる非効率な輸送が行われている等といった具体的な課題を抱え、かつ、今年度に検証実験を実施可能な地域が対象となる。概要は次のとおり。
1)受付期間:2018年6月28日(木)〜7月31日(火)
2)応募主体:検証実験の実施に関係する者から構成される協議会
3)企画提案:物流の課題/ドローン物流の内容/今回の実験内容/実施体制等
4)選定箇所数:5ヵ所程度
この実証事業は“平成30年度CO2排出量削減に資する過疎地域等における無人航空機を使用した配送実用化推進調査”(環境省連携事業)として実施するもの。