Boeingとブラジルの航空機メーカーEmbraerは7月5日、戦略的提携を確立するための覚書(MoU)に署名したと発表した。
Embraerが強みを持つ小型旅客機の製造とサービスの事業を、両社が新たに設立する合弁会社に移す。合弁会社の株式80%をBoeing、残りの20%をEmbraerが出資する。
合弁会社の本社は引き続きブラジルに置き、Boeingの民間機設計/製造/サポートを担うセンターのひとつとなり、最終的にはBoeingのサプライチェーンに組み込まれる計画。両社は今後数ヵ月間、詰めの交渉を行い、ブラジル政府や株主の承認を経て、2019年末までに手続きを完了する予定。
両社は20年以上にわたり提携関係にある。合弁会社が発足するとBoeing本体の事業と合わせて、70〜450席クラスの旅客機と貨物機を加えた民間機市場全体をカバーできるようになる。
ライバルのAirbusが7月、カナダBombardierの新鋭旅客機“Cシリーズ”の事業会社であるCSALPの株式の過半を取得しており(6月11日既報)、BoeingはEmbraerとの提携により、AirbusとBombardierの提携に対抗する。