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DHL:中国での配送網をSFに移譲、統合ブランド運営へ
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DHL:中国での配送網をSFに移譲、統合ブランド運営へ

 独郵便DHLグループ(以下DHL)と中国のS.F.ホールディングス(以下SF)は10月26日、中国において向こう10年間にわたりSFがDHLサプライチェーンの配送網を買い取ってDHL・SF統合ブランドの元で使用することで合意し、上海で同契約に両者署名したと発表した。

 SF側はDHLの配送網を使うにあたり、55億元(約7億ユーロ/円換算で約910億円)をDHL側に支払うとともに、売り上げから一定額を10年間、提携事業料として、やはりDHLに提供するとしている。

 この提携によりSF側は中国本土、香港、マカオの広範囲な急成長物流市場において、DHLの高品質なサプライチェーン機能/輸送管理ノウハウ/保管・倉庫運営などを、「DHL・SF統合ブランド」の元に活用できることになる。このDHL・SF統合ブランド企業のトップには、現DHLサプライチェーンのCEOであるYin Zou氏が任命され、その運営を管理することになった。

 DHLグループは世界最大の郵便/エクスプレス/総合物流業者であり、一方のS.F.(順豊)グループは、中国トップクラスの小口貨物輸送業者であり貨物航空会社でもあるS.F.エクスプレスを傘下に持つ。今回両者が提携した中国マーケットでは、ハイテク製品やヘルスケア、自動車部品、一般リテール雑貨のほかにeコマース商品も急増しており、エクスプレス事業者/国際物流業者たちによるシェア獲得競合も激しさを増しているところ。

 SFはDHLの高品質SC網の獲得で、こうした分野でのドア・ドア配送の競争力を大きく強化することになり、一方のDHLも、Frank Appel CEOが、「SFの中国ローカルにおける広範かつ強力な配送インフラを通じて、急成長市場・中国へのコミットを継続できる」と、提携のメリットを語っている。

 写真は契約書にサインするS.F.ホールディングスのJeffrey Chan・CSO(Chief Strategy Officer、左)とDHLグループのPablo Cianoコーポレート・デベロップメント担当副社長(右)。

Last Updated : 2018/10/29