IATA(国際航空運送協会)が11月5日に発表した2018年9月の世界の航空貨物(国際・国内)輸送は、FTK(有償トンキロ)ベースで前年同月比2.0%増、ロードファクターは44.8%となった。FTKは引き続き低い伸びで、過去5年間の平均伸び率である5.1%の半分以下となった。
Alexandre de Juniac事務総長兼CEOは、FTKの低迷要因について「製造業の新規輸出受注の落ち込みや、アジアと欧州の製造業で、サプライヤーがメーカーから求められる納期が長期化する傾向にあるため、多くの市場において航空貨物需要が低減している」とコメントした。
そのうえで「一方で、国際的なeコマースの拡大などのポジティブな要因もある。eコマースについては、プロセスを近代化する必要がある。2019年1月1日からeAWB(電子航空貨物運送状)が適用可能なすべてのトレードレーンで取り扱われるが、航空貨物のプロセスを現代にもたらすためには、政府やサプライチェーンがより多くのことをやらなければいけない」との見解を示した。
FTKとAFTK(有効トンキロ)、FLF(ロードファクター)の伸び率、およびFLFは次のとおり(▲はマイナス)。
FTK AFTK FLF前年比 FLF
アフリカ_____ ▲2.1% ____ 6.2% ___▲1.9% ___ 22.2%
アジア太平洋____ 1.2% ____ 1.2% ____0.0% ___ 55.4%
欧州________ 1.5% ____ 0.9% ____0.3% ___ 45.3%
ラテンアメリカ___ 2.9% ____ 4.3% ___▲0.5% ___ 34.2%
中東________ 6.6% ____ 7.7% ___▲0.5% ___ 44.4%
北米________ 1.5% ____ 4.9% ___▲1.2% ___ 36.5%
市場総計______ 2.0% ____ 3.2% ___▲0.5% ___ 44.8%