国際空港上屋(IACT)は12月5日、成田市内のホテルに、航空会社・フォワーダーなど業界関係者200名近くを招き、感謝の夕べを開催した(右写真)。
IACTの岡本榮一社長(左写真)は、「IACTはことし開業52周年を迎え、航空貨物の好況とみな様のお引き立てにより、開業後はじめて売り上げが100億円を超えた。これからも、高品質や効率性を求め多様化するお客様のニーズに応えていきたい」と述べた。
また、9月に発生した関空の台風被災によりIACTの貨物量が増え、搬入の一時制限などの措置がとられたことにふれ、「成田開港以来初めての出来事だったが、社員一丸となって事態の収拾にあたった。今回の経験を今後の危機管理に生かさなければならない」とした。
さらに、「IACTでは、次の50年に向けたチャレンジとして、ことし2月に成田空港初となる温度管理専用上屋の供用を開始し、成田空港におけるコールドチェーンの要としての役割を果たそうとしている。また、上屋の自動化や省力化といったデジタルトランスフォーメーションの動きにも注視して、時代の要請に対応していく」と語った。
