関西の3空港を運営する関空エアポートは12月10日、2019年3月期の中間(18年4〜9月)連結決算を発表した。
連結業績は、営業収益が前年同期比6%増の1049億円、営業利益が同2%減の266億円、経常利益が同3%減の209億円となった。親会社株主に帰属する中間純利益は同23%減の114億円。
今中間期は9月に台風21号被災による関空の閉鎖があったが、8月まで航空需要が堅調に推移したことやことし4月から神戸空港の運営も開始したこともあり、前年同期と比較して6%の増収となった。
航空需要については、主に韓国、ハワイや東南アジア方面の国際線旅客便の増加により、航空機発着回数は9.0万回となり、年度上半期として過去最高の前年同期(9.3万回)に次ぐ結果となった。
関空の上期の国際貨物取扱量は前年同期比4%減の39万トン。前年を下回ったが、台風21号発生前のことし8月までは25ヵ月連続で前年超えを記録していた。
現在は貨物取扱機能が復旧し、国際貨物便の運航も復便しており、国際貨物取扱量は10月が前年比3%減、11月が同1%増と盛り返してきている。