IATA(国際航空運送協会)は12月12日、世界の航空業界の2019年業績見通しを発表した。
業界全体の2019年の売上高は18年の8210億ドル(見込み)と比べて7.7%増の8850億ドル、純利益は同323億ドル(見込み)と比べて9.9%増の355億ドルになると予測している。IATAでは18年の純利益の見込みを、18年6月に発表した338億ドルから下方修正している。
航空貨物の輸送量は18年の6370万トンから6590万トンに増えると予測しているが、伸び率としては18年の4.1%増から、19年は3.7%増に減速することになる。
貨物の売上高は18年の1098億ドルから1161億ドルに5.7%アップすると見込んでいる。
また、イールドの伸び率は18年の10%から、19年は2%に大幅に減速すると予測している。要因として世界的な貿易保護主義の拡大などを挙げている。