国際空港評議会(ACI)・欧州支部によると、欧州委員会(EC)は12月19日、英国が合意なくEUから離脱した場合に、航空業界の混乱を緩和するための施策を公表した。
その場合、離脱交渉の期限となる2019年3月29日以降も、EU27ヵ国は英国との間で、現行のEU内における航空協定を12ヵ月間は引き続いて適用する。
しかし、EUは3月29日以降、英国籍の航空会社がEU27ヵ国へ新ルートを開設することや、既存ルートの増便は認めず、3月29日時点でのルート・便数でサービスを凍結させるという。
ACI欧州支部では、この規制をEUと英国が互いに適用し合うと、14万便の新路線、2000万人近くの旅客需要が喪失するとしている。