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IATA:18年11月の航空貨物はFTKで0%の横ばい
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IATA:18年11月の航空貨物はFTKで0%の横ばい

 IATA(国際航空運送協会)が1月8日に発表した2018年11月の世界の航空貨物(国際・国内)輸送は、FTK(有償トンキロ)ベースで前年同月比0%の横ばい、FLF(ロードファクター)は51.5%となった。FTKは漸減傾向を見せていたが、11月は0%まで低下した。

 一方、AFTK(有効トンキロ)は4.3%増で、9ヵ月連続でスペース供給の伸びが需要を上回ったことになる。

 Alexandre de Juniac事務総長兼CEOはFTKの低迷要因について、「国際的なeコマースは拡大しているが、全体的に需要は逆風に直面している。世界経済は退潮傾向を見せており、米国を除く主要国で輸出が減少しつつある。消費意欲は2018年初頭の非常に高い水準と比較して低下している」と述べた。

 そのうえで、「例年、第4四半期は航空貨物のピークシーズンであり、11月の横ばいという結果に失望している。IATAとして2019年のFTKの成長率を3.7%と予想しているが、下振れリスクが高まっている。追加関税によりトレードを制限することなく、自由貿易体制のもとで経済成長を促す政策が求められている」との見解を示した。

 FTKとAFTK、FLF前年比、およびFLFは次のとおり(▲はマイナス)。

          FTK      AFTK   FLF前年比    FLF
アフリカ_____ ▲7.8% ___ ▲7.4% ___▲0.2% ___ 39.0%
アジア太平洋___ ▲2.3% ____ 3.1% ___▲3.1% ___ 57.2%
欧州_______ ▲0.2% ____ 3.1% ___▲2.0% ___ 57.9%
ラテンアメリカ___ 3.1% ____ 2.0% ____0.4% ___ 37.9%
中東________ 1.7% ____ 7.8% ___▲3.1% ___ 51.4%
北米________ 3.1% ____ 6.3% ___▲1.3% ___ 43.2%
市場総計______ 0.0% ____ 4.3% ___▲2.2% ___ 51.5%

Last Updated : 2019/01/09