佐川急便は1月11日、航空機に搭載する航空保冷コンテナの電力方式を3月からニッケル水素電池パックに変更すると発表した。
航空貨物フォワーダーとして初めて、ニッケル水素電池パックを導入するもの。
コンテナの冷却ファンの動力には通常、マンガン乾電池を使用しているため、使用された電池は廃棄されている。これを充電式のニッケル水素電池に変更することで、年間で約17万本(約23トン)分の電池使用量を削減することができる。
そのうえ従来、複数の乾電池を交換していた作業が、1個の充電式電池パック交換で済むため、作業効率が向上するという。
ニッケル水素電池は“冷凍”の設定で、11時間の使用が可能。専用充電器を使って約10時間でフル充電できる。