一般社団法人・ 航空貨物運送協会(JAFA)と国際航空貨物航空会社委員会(BIAC)は1月11日、都内ホテルにJAFA会員/BIAC会員および関係者含め総勢約300名を招いて、第22回・新年賀詞交歓会を共催した。
冒頭のあいさつで伊藤豊JAFA会長(日本通運 代表取締役副社長、右上写真)は、「昨18年は自動車や半導体関連の輸出が好調だったこともあり、JAFA会員の取り扱い貨物は、輸出が前年比17.3%増、輸入についても3.7%増と輸出入ともに前年を上回った。一方で昨年は災害が多く、とくに関空の浸水被害では航空会社やフォワーダー、その他関係者が復旧のために尽力したことに敬意を表したい。業界としても災害等に対するBCPを今後も進めていく方針だ」と述べた。
また、19年以降について、「2020年の羽田空港の発着枠増に向けて施設面、人材面での充実を図っていき、東京五輪を見据えて航空業界全体の安全に努めていく」とした上で、「eAWBの推進を含めた業界全体のデジタル化に向けて対応していく」とコメントした。
その後、JAFA/BIAC幹部による恒例の鏡開きが行われ(左写真)、乾杯の発声に登壇した外山俊明BIAC会長(ANA Cargo 代表取締役社長、右下写真)は、「ことしは平成最後の年ということで航空貨物業界の歴史を振り返ると、平成元年(1989年)の日本発の航空貨物量は46万トンだったが、そこから空港の設備や機材、貨物自体も変化を遂げ、平成29年(2017年)は117万トン、と約2.6倍以上にまで増え、航空貨物輸送が発展してきたと実感した。今後も航空貨物業界が日本および世界の経済発展をしっかりと支えていきたい」とあいさつした。
