DHL Expressは1月21日、デンマークのCopenhagen空港に10億デンマーククローネ(約167億円)を投じて、最新鋭のハブ施設を建設すると発表した。2023年に完成すると現行の5倍の貨物取扱能力となる。
現在、デンマーク向け国際エクスプレス貨物は、独Leipzigハブもしくは英East Midlandsハブを経由しているが、Copenhagenハブが完成すると貨物機が直行することになり、リードタイムが大幅に短縮される。
ハブ施設は空港の東部貨物エリアの4万3116m2の敷地内に建設され、事務所を含め延床面積は2万6172m2で、1時間あたり約3万7000個の荷捌きを24時間体制で行うことになる。
完成すると世界19の同社最新鋭ハブ施設の1つとなり、デンマークおよび北欧地域の物流拠点として、医薬品やファッション関連のアイテムを含む貨物を取り扱う。
同社は2018年にB777貨物機×14機とA330×5機を購入して、自社フリートを260機以上に拡大している。