AirBridge Cargo Airlines(ABC)はこのほど、昨18年の国際貨物輸送で、医薬品関連の輸送商品である“ABC Pharma”の実績が60%伸びたと発表した。これは医薬品の物流市場の平均伸び率である10%増を、大きく上回ったことになる。
同社は2018年にIATAの医薬品取り扱いプログラムCEIV Pharmaや、温度管理コンテナ製造・リース大手のEnvirotainer社が認定するQEPの認証の拠点ネットワークを拡大した。
また、顧客に提供する温度制御コンテナを増やし、ペイロードの大きい最新のRAPユニットを追加したほか、航空輸送用に認可を受けた温度ロガーを増やすなど、温度管理輸送のサービス体制を強化している。
そのほか、医薬品航空輸送の独立協会Pharma.Aeroに加盟し、Amsterdam・Schiphol空港会社を中心に認証取得を支援するプログラムである“Pharma Gateway Amsterdam”(PGA)のメンバーにもなっている。
ABCではこうした積み重ねにより2019年には、さらに進化したクールチェーン・ソリューションを提供するとしている。
