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ANA:19年度の運航計画、豪Perthと印Chennaiに就航
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ANA:19年度の運航計画、豪Perthと印Chennaiに就航

 全日本空輸(ANA)グループは1月23日、2019年度の航空輸送事業計画を策定したと発表した(計画は関係当局への申請・認可が前提)。

 貨物線事業では、中長期的に需要拡大が見込まれるアジアと北米間において、航空機エンジン・自動車などの大型貨物や、リチウムバッテリー、医薬品などの危険品・特殊品を大量輸送できる大型フレイターB777Fを新たに導入する。拡大する旅客便ネットワークとフレイターの相乗効果で、積極的に需要の獲得を図る。

 新規の貨物路線として、成田〜関空〜上海〜成田線を7月2日〜8月25日の期間、6片道/週で開設する。投入機材は成田発・火〜土の5便はB777F、月便のみB767-300Fとなる。

 そのほか、成田〜Chicago線を10月27日から開設するが、便数は調整中。投入機材はB777Fを予定している。

 また、成田〜関空〜上海〜成田線の運航期間(7月2日〜8月25日)、現行週7往復で運航している成田〜上海線(機材はB767-300F)を週1往復に減便する。同路線は8月26日以降、週7往復に戻るが、運航機種が現行のB767-300Fから、成田発・火〜土の便についてB777Fに変更される。

 国際線事業では、9月1日から成田〜Perth線(西豪州)、冬期ダイヤで成田〜Chennai線(インド南部)を新規に開設する。

 Perthは、日本の航空会社として初めて就航する。ANAとしてオセアニアではSydneyに次ぐ2番目の就航都市となる。

 また、Chennaiはこれまで日本の航空会社が就航していなかった南インドに、日本からの唯一の直行便として開設される。同社としてインドではDelhi、Mumbaiに次ぐ3番目の就航都市となる。

 その他、冬期に運休・減便していた路線について、中部〜上海(浦東)線を3月31日から7往復/週の運航で再開する。また、成田〜成都線を3月31日より、4往復/週から7往復/週に復する。

 機材変更では、5月24日の成田発・Honolulu行きから、世界最大の旅客機A380の運航を週3往復で開始する。A380での運航は2号機を投入する7月1日以降、週10往復に拡大する。

Last Updated : 2019/01/24