Boeingは1月23日、電動有人試験機(写真)の初飛行試験に成功したと発表した。
1月22日にバージニア州Manassasで実施した飛行試験では、電動垂直離着陸機(eVTOL)が垂直離陸し、そのままの状態で空中に浮揚し、垂直着陸した。そのほか、機体の自律機能と地上制御システムの性能も確認したという。
電動有人飛行機はBoeingの子会社Aurora Flight Sciencesが設計・開発した。機体の長さ9.14m、幅8.53mで、航続距離は最長で80.47km。
今後、技術的な関門となる垂直離陸から前進飛行への移行、さらに固定翼を使った前進飛行を含む飛行試験を行う。
Boeingグループはこの電動有人機のほか、電動無人貨物機(最大積載量227kg)も開発しており昨年、屋内での初飛行試験に成功している。ことしは次のステップとして、屋外での飛行試験を予定している。
