航空貨物ITソリューションのCHAMP Cargosystemsは1月24日、Icelandair（ICE）とカナダ運輸省が行う航空貨物情報の事前報告（PLACI）規制パイロット“Pre-Load Air Cargo Targeting”（PACT）に参加したと発表した。

　PACTは米国の税関・国境取締局（CBP）による航空貨物事前スクリーニング（ACAS）プログラムと同様に、航空会社が積荷前に貨物情報を当局に提出してデータのセキュリティ・リスクを評価するというもの。

　昨18年10月11日、ICEがCHAMPのTGSソリューションにより、貨物情報の送信を行った。

　TGSは、税関事前貨物情報（ACI）の到着前申告に対応した、同社のTRAXON Global Customs（TGC）サービスと同じ方法で機能するプラットフォームで、現在55ヵ国以上の国々でサポートされている。TGSは、同一のプラットフォームから複数のPLACIスキームに対応するように設計されているという。

　ICEはTGSに加え、TGC／Cargospot／TRAXON cargoHUB／TRAXON Qualityなど、CHAMPのサービスを併用しており、これらサービスにより、効率的な商業および運用プロセス、データ共有、税関コンプライアンス要件の順守などを行っている。