ANA Cargoは6月13日、羽田空港で大型貨物機B777F(写真)を報道関係者に公開した。同機は日本の航空会社が導入した初めての777F。初号機は7月2日から成田〜上海線、2号機が10月から成田〜Chicago線に就航する。
同社はこれまで、12機のB767Fと豊富な旅客機ベリーを使って貨物輸送を行ってきたが、新導入のB777Fは、767Fと比較して搭載重量が52トンから102トンと約2倍になり、767Fでは搭載できなかった20ftパレットの搭載が可能となった。また、同じ大型貨物機の747Fと比較して燃費効率が30%ほど良く、それだけ航続距離が長いのが特徴。
大型貨物機の導入により、いままでの中型機では搭載できなかった半導体製造装置/航空機エンジン/完成車などの大型貨物の取り扱いが可能となる。また、医薬品輸送についても、ベリーを使っての輸送時より管理しやすくなるという。
同機の特徴や戦略などを説明したANA Cargoの杉口広取締役は、「ANAのネットワークは世界44都市に渡っており、ことしもPerth、Chennaiの就航を予定している。さらに、来年の夏の東京オリンピック・パラリンピックに向け、成田・羽田の拡張も控えている。2機のB777Fを導入することで、旅客機と貨物機による“コンビネーションキャリア”としてネットワーク、キャパシティをさらに充実したものにしていきたい」と述べた。
