全日本空輸(ANA)は6月14日、LanzaTech, Inc.(本社:米Chicago)と、エタノールを原料とするバイオジェット燃料の購入について合意したと発表した。
LanzaTechは、製鉄所や製油所などの排ガスからエタノールを製造するガス発酵技術を開発し、同技術を活用してすでに商業プラントの稼働も実現、エタノールの安定的な供給を可能としている。さらに、革新的な触媒を利用してエタノールからバイオジェット燃料を生成する技術も確立しており、国際標準機関の認定を受けている。
ANAは昨2018年、LanzaTechに戦略的出資を行っている三井物産と、LanzaTechのバイオジェット燃料の製造事業を共同開発することについて覚書を締結し、これまで協業を進めてきた。
本19年秋には、LanzaTechがテストプラントで製造したバイオジェット燃料を使用し、日本への新造機のデリバリーフライトを三井物産と共同で実施する計画。今回のLanzaTechのバイオジェット燃料は、2021年以降に米国での製造・供給が予定されている。
ANAでは従来、B787の日本へのデリバリーフライト(2012年)や、San Francisco発の営業便(2019年)でもバイオジェット燃料を活用した実績がある。