IATA(国際航空運送協会)が10月9日に発表した、2019年8月の航空貨物(国際・国内)の輸送実績は、FTK(有償トンキロ)が前年同月比3.9%減となり、10ヵ月連続で前年割れとなった。
AFTK(有効トンキロ)は前年同月比2.0%増で、供給(AFTK)の伸びが16ヵ月連続で需要(FTK)の伸びを上回っている。
IATAでは、「航空貨物は、米国と中国との間の貿易戦争の激化による強い逆風に直面し続けている。世界の貿易量は1年前に比べて1%減少し、企業の購買担当者景気指数(PMI)も引き続き低下傾向にある」としている。
IATAのAlexandre de Juniac事務総長兼CEOは、「8月の航空貨物にとって、米中貿易摩擦の悪影響が出たことは明白で、大きな懸念になっている。また、貿易に反発の兆候は見られず、航空貨物にとって厳しいビジネス環境が続くことが予想される」とコメントしている。
19年8月のFTKとAFTK、FLF(ロードファクター)の伸び率、およびFLFは次のとおり(▲はマイナス)。
FTK AFTK FLF前年比 FLF
アフリカ ______8.0% ___ 17.1% ___▲2.5% ___ 30.2%
アジア太平洋___ ▲5.0% ____2.3% ___▲4.0% ___ 51.6%
欧州_______ ▲3.3% ____3.3% ___▲3.3% ___ 47.7%
ラテンアメリカ___ 0.1% ___▲2.9% ____1.1% ___ 37.2%
中東_______ ▲6.7% ___▲0.8% ___▲2.7% ___ 43.5%
北米_______ ▲2.4% ____1.3% ___▲1.5% ___ 37.7%
市場総計_____ ▲3.9% ____2.0% ___▲2.7% ___ 44.6%