鴻池運輸は空港グランドハンドリング事業で、フィリピン企業と資本提携すると発表した。
同社は比グラハン業者MacroAsia Airport Services Corp.(以下、MASCORP)の株式の20%を、親会社であるMacroAsia Corp.(以下、MAC)から譲受する。
一方MACは、鴻池運輸の連結子会社で成田空港でグラハン業務を行っている日本空港サービスの株式30%を、持株会社であるNKSホールディングから譲受する。
鴻池運輸とMACは11月5日、Manila市内で株式譲渡契約を締結して、調印式を行った。
日本ではことし4月の入管法改正により、特定技能1号の業種のひとつに空港グランドハンドリング業務が指定された。これにより鴻池運輸が試験実施・認定機関として行う空港グランドハンドリング技能 実習評価試験の技能実習1号および2号に合格すれば、特定技能1号資格を得ることができるようになった(入管に申請が必要)。
外国人実習生は3年の実習を経て、特定技能1号の在留資格を認定されれば、さらに5年間(通算8年間)、日本でグラハン業務に従事することが可能になる。
鴻池グループでは資本提携を通じて、日本の空港グラハン業務での外国人技能実習生の受け入れおよび育成規模の拡大と、技能実習2号修了生の特定技能1号への移行による現場人材の確保を目指す。
さらに、グラハン事業の将来的な海外展開のため、MASCORPの豊富なノウハウの習得や、共同運営による海外グラハン人材の育成も図る。
一方、MASCORPはフィリピン国内で最大級のグランドハンドリング事業を展開しているが、同社初となる国外空港での事業展開を視野に、鴻池グループとの提携による人材育成強化やノウハウの共有など、シナジー効果を期待している。