成田国際空港株式会社は11月14日、2020年3月期の中間連結決算(19年4月1日〜9月30日)を発表した。
営業収益は3期連続で民営化以降の最高を更新したとはいえ、1.4%の増収にとどまった。これは空港運営事業が航空取扱量の増加に伴い3.2%の増収となったものの、リテール事業が東京2020五輪・パラリンピック大会に向けた店舗改修に伴う営業休止や、人民元安などによる中国系旅客の消費マインドの低下等で、0.6%の減収となったことなどによる。
国際線航空機発着回数は10.7万回(前年同期比3.8%増)、国際線旅客数が1862万人(同2.8%増)となった。一方、国際貨物量は102万トン(同7.7%減)で前年同期を下回った。
なお、2020年3月期通期の連結業績予想については、営業収益は2517億円(前年比0.8%増)、営業利益465億円(同16.7%減)、経常利益448億円(同16.5%減)、当期純利益279億円(同22.0%減)と、前年比で大幅な減益を見込んでいる。
営業収益については、リテール事業では上期と同様の影響が続き減収が見込まれるものの、中国線の新規就航や増便等で航空機発着回数および国際線外国人旅客数が増加するとともに、国際線日本人旅客数もハワイ、東南アジアおよびヨーロッパ方面で堅調に推移すると見込まれることから、空港運営事業がけん引し、増収を確保する見通しとしている。
ただし、営業費用は下期においても、東京2020五輪・パラリンピック大会に対応する施設改修費用や退職給付費用が増加するほか、台風被害の対応費用等も見込まれることから、営業利益、経常利益および当期純利益は、いずれも減益となることを予想している。
19年3月期中間 20年3月期中間 (前年同期比)
営業収益 ___1251億600万円 __1267億9700万円 (1.4%増)
営業利益 ___311億6400万円___293億3700万円 (5.9%減)
経常利益 ___303億8200万円___284億5500万円 (6.3%減)
中間純利益___205億900万円___183億9500万円 (10.3%減)