ANAホールディングスは7月29日、2021年3月期第1四半期(2020年4月1日〜6月30日)の連結決算を発表した。
売上高は1216億円(前年同期比75.7%減)、営業損益は1590億円の赤字、経常損益は1565億円の赤字、親会社株主に帰属する四半期純利益は1088億円の赤字となった。
新型コロナウイルスの感染拡大により、旅客需要が著しく減退。運航規模の抑制により燃油費・空港使用料等を削減したほか、役員報酬・管理職賃金・夏季一時金等の人件費の削減にも取り組んだが、多額の営業損失を計上した。
国際貨物事業では、貨物収入が254億円(同2.7%減)、輸送重量9万8935トン(同53.7%減)、貨物トンキロ4億5172万トンキロ(同56.3%減)となった。
国際線貨物では、新型コロナの影響により世界経済が停滞し、需要が減少。世界的な旅客便の運休・減便により貨物スペース供給量が大幅に減少する中、マスク等の緊急物資輸送需要が増加したことで、需給が逼迫した。
ANAグループはこのような状況の中、貨物専用機による臨時便やチャーター便の設定、旅客機を使用した貨物臨時便の運航、客室への貨物搭載などを推進し、緊急物資の輸送需要などの取り込みを図ったとしている。