Boeingは10月6日、2029年までの世界の商用機の新造需要が、昨19年の予想から11%減少するとの見通しを発表した。
新型コロナウイルスの影響による旅客需要の減少と、航空会社の経営悪化で需要が後退するとしている。
向こう10年間の商用機需要を1万8350機と予想し、昨年より11%低く見直した。金額では2.9兆ドルとなる。
軍需や航空宇宙産業を含めた市場規模予想も、向こう10年間で8.5兆ドルとして、前年予想の8.7兆ドルを2000億ドル下回っている。
ただし、向こう20年間の旅客需要は毎年平均4%のペースで増加するため、世界の商用機数は現在の2万5900機から2039年には4万8400機に達すると予想する。
また、世界の商用機市場におけるアジアのシェアは、現在の約30%から40%に増加するとしている。
2039年までの商用機の新造需要は計4万3110機で、内訳は90席未満のリージョナル機が2430機、単通路機が3万2270機、ワイドボディ機が7480機、貨物機(ワイドボディ)が930機。
好調な航空貨物については、2020年も4%の成長を見込んでおり、向こう20年間に貨物機は930機の新造のほか、1500機の換装需要が生じると予想している。