国際航空運送協会(IATA)は10月6日、新型コロナウイルスの影響で、世界の航空業界は2020年下半期の損失が770億ドル(約8兆1600億円)に達するとの予想を発表した。 1分ごとに30万ドル(約3180万円)が失われることになる。
2020年の第2四半期(4〜6月)は、コストを50%以上削減したにもかかわらず、売上が前年同期比で80%以上減少したため、510億ドル(約5兆4000億円)の資金が失われた。
20年に続いて、21年は年間で600〜700億ドル(約6兆3600億円〜7兆4200億円)の現金流失が見込まれる。現金の流入が流出を上回るのは、2022年以降になるだろうとしている。
IATAでは、これまで世界中の政府が航空業界に実施した、直接援助/賃金補助金/法人税などの減税を含めた1600億ドル(約16兆9600億円)の支援に、業界として感謝するとしつつも、航空事業の継続にはさらなる援助が必要であると強調している。
現在、世界の航空業界は480万人の雇用が脅かされており、周辺の産業分野も含めると、潜在的に世界で4600万人の雇用と1.8兆ドル(約190兆8000億円)相当の経済への悪影響が懸念されるとしている。