Cathay Pacificグループは10月21日、長引く新型コロナの影響による航空不況への対応策として、Cathay Dragonの運航停止やグループ全体で5900人の人員削減を含む事業再編計画を発表した。計画の主な内容は次のとおり。
1)グループ全体で5900人(通常人員の約17%)を削減する。内訳は香港ベースの従業員が約5300人、香港以外が約600人を見込む。この削減に、採用凍結と自然減を合わせて約8500(同約24%)のポストを削減する。
2)子会社で中国大陸を含むアジア域内路線を運航するCathay Dragon(HDA)は運航を停止する。HDAの主だった路線については、Cathay Pacific Airways(CPA)または香港エクスプレスによる継続を検討し、関係各所および当局と協議する。
3)CPAの香港ベースの客室乗務員および運航乗務員と、業務内容に連動した市場競争力がある給与体系の導入を協議する。
4)経営幹部の減給を2021年通年で実施し、地上職の社員には2021年上半期に、3度目となる特別休暇の自主的な取得を求める。2020年は全社員の昇給を停止し、2020年の年次ボーナス支給は見送る。ただし、香港以外の社員については、各国・地域での取り決めに従う。
Cathay PacificグループのAugustus Tang・CEOは、「コスト削減を進めてきたが、月に15〜20億香港ドルの現金流出が続いている。発表した再編により、月に約5億香港ドルの支出削減が見込める。航空需要の回復ペースは遅いため、供給座席数は2021年の上半期は2019年比で25%以下、また2021年通年では50%以下になる見込み」としている。