全日本空輸(ANA)は10月26日、商業規模のSAF(Sustainable Aviation Fuel)を、世界有数のSAF製造会社であるNESTE(本社:フィンランド)から調達し、10月以降の羽田・成田発の定期便で使用すると発表した。
SAFは廃食油や動植物油脂等を原料とする燃料で、従来はバイオジェット燃料と呼ばれていた。
ANAによる日本発の定期便でのSAF使用は、日本の航空会社として初の取り組みとなる。
ANAはNESTEと、SAF調達に関する中長期的な戦略的提携の覚書を締結しており、2023年以降、NESTEがシンガポール製油所で商業生産するSAFを、ANAが調達して日本発の定期便に使用していく計画。
ANAではそれに先立ち、SAFの調達/輸入/品質管理/空港搬入までのサプライチェーンを、NESTEおよび伊藤忠商事と共同で構築した。
今回、調達したSAFの量は、東京→LondonをB777-300ERで運航した場合、片道換算で約60便の使用料に相当する。
成田国際空港(株)では、SAFは同社千葉港頭石油ターミナルに到着後、いったんタンクで静置され、全長約47kmの航空燃料パイプラインで成田空港まで輸送する。
SAFが従来のジェット燃料と同様に、航空燃料パイプラインにより輸送されるのは、国内空港初の取り組みとなるとしている。